冷凍食品認定制度

冷凍食品認定制度Certification

冷凍食品認定制度の改定経緯

昭和45年に「冷凍食品自主検査制度(確認工場制度)」が始まり、施設設備に重点を置いた認定基準に基づき運用されてきました。しかし、社会の要請に応える品質保証体制が必要となり、平成21年にHACCPやISOの考え方を取り入れた「冷凍食品認定制度」へ改定されました。その後も法改正や社会情勢に対応し、平成29年、令和7年に改定を重ね、食品防御や危機管理など新たな要素を追加しています。

冷凍食品認定制度の特徴

 冷凍食品の品質・衛生管理を継続的に指導・評価する制度で、要綱・要領・認定基準などの内容は全て公開されています。第三者を含む認定委員会が審査を行い、認定には2〜4年の有効期間が設けられ、継続には更新審査が必要です。工場の改善支援として定期検査や講習会などの支援も実施され、認定工場の製品には認定マーク(令和7年度からはHACCP表記付き)を表示できます。

冷凍食品製造工場認定基準の特徴

■基準構成は、品質管理体制の構築と維持向上のため、
基準Ⅰ:食品安全確保のための組織的な活動及び品質管理の仕組み、
基準Ⅱ:基準Ⅰで定めた仕組みの管理及び運用、
基準Ⅲ:工場の環境、施設・設備に係る要件に分かれています。
■認定の基本要件があります(品質管理部門の独立、微生物検査室の設置、急速凍結の3要件)
■社会から要求される企業姿勢として、CSRの考え方を取り入れています。
■国際標準であるCODEXHACCP7原則やFSSC22000に対応した要求事項。
■食品防御、危機管理に関する内容にも対応済み。

認定制度要綱・認定要領
認定要領の運用規定
冷凍食品製造工場認定基準

冷凍食品認定制度における品質管理の手引き及び基準(令和3年度版)

 「品質管理の手引き及び基準」では、「冷凍食品認定制度」の冷凍食品製造工場認定基準を達成するための考え方、具体的な実施例、製品に関する衛生・品質・表示基準を記載しています。
冷凍食品認定制度の基準を達成するための解説、具体的なマニュアルとして現場レベルで使用できる手引きとなっています。手引書の内容は下記pdfファイルをご覧下さい。

冷凍食品認定制度における品質管理の手引き及び基準(令和3年度版) 第1編 総論
冷凍食品認定制度における品質管理の手引き及び基準(令和3年度版) 第2編 実務
冷凍食品認定制度における品質管理の手引き及び基準(令和3年度版) 第3編 基準