協会概要

会長挨拶MESSAGE

日本冷凍食品協会は、昭和 44 年(1969 年)に社団法人として設立し、冷凍食品の普及啓発、品質・技術の向上等冷凍食品産業の発展のために取り組んでまいりました。協会設立から 50 年以上が経ち、冷凍食品の国内生産量は、設立時より 13 倍近い年間 150 万トンを超え、生産金額は 35 倍の 8,000 億円超となるなど、冷凍食品産業は大きく成長し、現在も伸び続けている産業であると認識しています。

近年、冷凍食品産業をめぐっては、家庭における個食化や高齢化の進展、単身世帯や共働き世帯の増加など、社会構造やライフスタイルの変化が進む中、時短・簡便性ニーズが高まっています。また、業務用では調理現場での人手不足への対応等、冷凍食品への需要は一層増加しています。一方で、原材料やエネルギー、物流などのコスト増加への対応に加え、脱フロン対策やプラスチック廃棄物削減といった環境課題への対応など、社会的責任についても求められるようになっています。

こうした中で、冷凍食品は「商品の価値に見合った適正な価格」で提供することが、これまで以上に重要であると認識しています。そのためには、商品の価値を丁寧にお客様に説明し、ご理解をいただくことが重要です。適正な価格でのご提供は、賃金の引き上げそして消費意欲の向上につながり、経済全体の好循環にも貢献すると考えています。今後も、業界全体、そして日本経済のさらなる発展に向けて、取り組んでまいります。

協会活動にあたっては、冷凍食品の価値等を伝える広報活動や冷凍食品認定制度の運営を通じた品質・安全面等はもとより、物流課題や環境課題など業界をあげて考えるべきことについて、その先頭に立って取り組みたいと考えています。
今後も、冷凍食品業界の発展に向け、関係の皆様方のご支援、ご協力をお願い申し上げます。

会長 藤江 太郎
(味の素株式会社執行役会長)

協会の活動についてABOUT

今、食生活はかつてないほどバラエティー豊かになり、子供からお年寄りに至るまでさまざまな食を楽しめるようになりました。その中で、冷凍食品は日本の経済やコールドチェーンの発展とともに、生活者の食生活に便利さと美味しさを提供しています。

日本冷凍食品協会は、冷凍食品の品質・安全性向上のための活動や消費者への普及活動により、業界全体の発展を目的として活動してきました。
便利さや美味しさだけではなく、栄養価の維持や食品ロス削減への貢献といった多くの価値を有する冷凍食品を通じ、これからも豊かな食生活の向上を図っていきたいと考えています。
そして、食品の安定供給という使命を果たすとともに食料資源の有効活用により、豊かな社会を形成することを目指してまいります。

知識の普及

一般消費者及び業務用ユーザーに対する冷凍食品および関連機器の正しい知識の普及

  • 講演会。料理講習会の開催
  • パンフレット、DVDなど啓発資材の制作ならびに各本面への配布、貸与
  • 各種ニュース・メディアに対する情報の提供など

品質・技術事業

認定工場の品質管理体制の向上に関する指導等

  • 冷凍食品産業の発展及び消費者の信頼性を確保するためHACCPに対応した冷凍食品認定制度を設置
  • 認定工場の品質管理の高度化に寄与し、冷凍食品の品質及び安全の向上を図る
  • 認定工場の従業員向け品質・技術講習会を通して、従業員の知識・技術の習得に寄与

※認定工場で生産した冷凍食品には、HACCPを冠した「認定マーク」が付けられます

認定マーク
認定マーク

調査・研究事業

冷凍食品に関する調査・研究の実施と統計の作成

  • 冷凍食品および低温食品に関する調査・研究
  • 冷凍食品の生産、消費等に関する毎年の統計の作成

会員への情報サービス

会員に対する情報その他のサービスの提供

  • 定期刊行物「冷凍食品情報」等の発行
  • メールマガジンによる品質管理情報、講習会開催、行政情報の発信
  • 電話やオンラインによる相談受付
  • 地区毎の会員・認定工場協議会の開催(各地区2年に1回開催)

定期刊行物
「冷凍食品情報」

その他

  • 政府機関等に対して表示、規格、税制、その他の施策に関する提案
  • その他

協会概要OUTLINE

団体名
一般社団法人日本冷凍食品協会
所在地
〒104-0045 東京都中央区築地3丁目17番9号 興和日東ビル4階

  • 東京メトロ 日比谷線 築地駅 1番出口から徒歩3分
  • 都営地下鉄 大江戸線 築地市場駅 A1出口から徒歩5分
  • 東京メトロ 有楽町線 新富町駅 4番出口から徒歩6分
  • 都営地下鉄 浅草線 東銀座駅 5番出口から徒歩7分
電話番号
03-3541-3003(代表)
事業内容

■知識の普及

■品質・技術事業

■調査・研究事業

■会員への情報サービス

沿革HISTORY

2020

令和2年

  • 1920年、北海道森町に水産物を凍結する能力をもつ本格的な冷蔵庫が建設され、
    日本の食品凍結事業が始まり100周年を迎えた

2019

令和元年

  • 創立50周年を迎え、記念式典・講演会・祝賀会を開催、併せて功績者表彰を実施
  • 50周年記念誌「冷凍食品 未来への飛翔 ~日本冷凍食品協会 50年の歩み~」発刊
  • 冷凍食品の国内消費量が295万トン、一人当たりの年間消費量が23.4㎏と過去最高

2018

平成30年

  • 「冷凍食品事業者向けHACCPに基づく衛生管理のための手引き書」を公表

2017

平成29年

  • 冷凍食品国内生産量が160万トンを超える
  • 改定した冷凍食品製造工場認定基準(29年度改定版)を施行

2015

平成27年

  • 「食品防御ガイドライン」を策定

2014

平成26年

  • 創立45周年を迎え、記念式典、功績者表彰を実施
  • 賛助会員制度を創設
  • PRコピー「ココロにおいしい、冷凍食品」のロゴ作成

2013

平成25年

  • 一般社団法人に移行
  • 調理冷凍食品のJAS規格が廃止

2011

平成23年

  • 東京都中央区築地(興和日東ビル)に事務所移転

2010

平成22年

  • PRコピー「意外とスゴイ、冷凍食品」のロゴ作成とキャラクター「フリージー」が登場
  • 6~8月を「冷凍食品の温度管理強化月間」に設定(2013年から6~9月に変更)

2009

平成21年

  • 消費者団体と初の意見交換会を開催(以後、毎年実施)
  • 消費者団体を招き、中国の冷凍食品工場視察実施(3月、8月)
  • 新冷凍食品認定制度スタート、施行と併せて認定証マークの表示を「認定工場製品」に改訂
  • 「中国食品安全法解説セミナー」を開催
  • 創立40周年を迎え、功績者表彰を実施し、「40年史」発刊

2008

平成20年

  • 中国天洋食品事件が発覚し、健康被害が発生(1月)
  • 一般メディアを招き、中国の冷凍食品工場視察を実施(6月、10月)
  • 一般メディア、消費者団体向けに冷凍食品セミナーを開催(9月、12月)
  • 「調理冷凍食品の原料原産地表示に関するガイドライン」策定(9月)

2007

平成19年

  • 部会、研究会を再編【品質・技術部会、普及特別事業(現 PR)部会、環境部会、DFF研究会、CS研究会、RFF研究会を設置、広報部会は2008年に設置】

2006

平成18年

  • 「冷凍食品業界における容器包装3R推進のための自主行動計画」(第1次)を策定
  • 農林水産省「消費者の部屋」で冷凍食品特別展示を開催(以後、毎年実施)

2002

平成14年

  • 「HACCPを考慮した確認工場の施設・設備基準」施行

2000

平成12年

  • 改正JAS法に基づき冷凍食品の自主的品質表示基準を作成

1999

平成11年

  • 創立30周年を迎え、記念式典、功績者表彰を実施
  • 冷凍食品国内生産量が150万トンを超える
  • 「冷凍食品業界における環境自主行動計画」(第1次)を策定
  • 調理方法、禁止事項等をシンボル化した業界共通のアイコンを作成

1995

平成7年

  • 「冷凍食品の期限表示の実施要領」策定

1994

平成6年

  • 創立25周年を迎え、記念式典、功績者表彰を実施し、「25年史」発刊

1991

平成3年

  • 初の海外会員として台湾の冷凍食品企業15社が加入、確認工場に認定される

1990

平成2年

  • 冷凍食品国内生産量が100万トンを超える

1989

平成元年

  • 創立20周年を迎え、記念式典、功績者表彰を実施

1987

昭和62年

  • 10月を「冷凍食品月間」に定める
  • シンボルキャラクター「レイミー&とお太」が登場

1986

昭和61年

  • 10月18日を「冷凍食品の日」に制定
  • 「市場活性化対策特別事業」3ヶ年計画スタート(以後、第8次まで継続)
  • 「冷凍食品1万人の大試食会」(東京都渋谷区)を開催

1984

昭和59年

  • 創立15周年を迎え、記念式典、功績者表彰を実施し、「15年のあゆみ」発刊
  • 確認工場資格期間を3年ごとの更新制に移行し、品質管理体制を強化
  • 東京都中央区日本橋小舟町(桂屋第二ビル)に事務所移転

1983

昭和58年

  • 認定証マークが改訂され、「確認工場製品」となる

1980

昭和55年

  • 東京都中央区湊(湊総業ビル)に事務所移転

1979

昭和54年

  • 創立10周年を迎え、「10年のあゆみ」発刊
  • 冷凍食品国内生産量が50万トンを超える

1978

昭和53年

  • 調理冷凍食品9品目にJAS規格が設定される
  • 認定証マークが改訂され「品質・衛生指導製品」となる

1975

昭和50年

  • 「冷凍食品自主的取扱基準」の配送・小売段階の管理温度を「―15℃以下」(暫定基準)から
    「―18℃以下」に改訂

1971

昭和46年

  • 「冷凍食品自主的取扱基準」制定
  • 東京都中央区明石町(掖済会ビル)に事務所移転
  • 第1作目の冷凍食品普及映画「冷凍食品を追って」を制作、完成
    (以後、普及用映画・ビデオ・DVDを多数制作)

1970

昭和45年

  • 「自主検査制度」に基づく工場認定スタート
    (検査に合格したものに認定証マークを貼付)

1969

昭和44年

  • 社団法人日本冷凍食品協会を設立
    (社団法人冷凍食品普及協会と社団法人冷凍魚協会を統合)
  • 東京都港区竹芝棧橋・新和運輸ビルに事務所開設